切り餅について

現在の包装餅市場の現況
 現在包装餅の市場現況は、大きく分けて国内産もち米１００％を原料とした商品を生産するメーカーと外国産もち米粉１００％を原料とした商品を生産するメーカーに分けられます。この内、国内産原料の商品で約600億円、外国産原料の商品で約100億円の市場が有ります。国内産原料の商品は、大手量販店を中心にコンビニエンスストアー、中小スーパー等日本全国のあらゆる食品スーパーで販売されていますが、外国産原料の商品は、そのほとんどが中小スーパーでしか販売されていません。その原因として外国産原料の切り餅はそのほとんどがバラ包装であるためにカビ等のクレームがあるからです。
 国内産原料の包装餅の形態は現在ほとんどが大手メーカーを中心に一切れづつ包装されたいわゆるシングルパックであり１ｋｇ当り特売価格800円前後で小売されています。
 外国産原料の包装餅の形態は８０％位がバラ包装、残りの20％位がシングルパックと言う現状です。外国産原料で生産するメーカーはすべてが中小企業であることから設備投資の負担が大き過ぎる事でしっかりとしたシングルパックのラインを組めない状況です。また１ｋｇ当り特売価格はバラで300〜400円、シングルパックでは450〜550円位で小売されています。

外国産原料包装餅市場の今後の展望
 国内産原料の包装餅が数年前まではほとんどがバラ包装で流通していましたが、シングルパックの出現からその衛生面、便利性、日持ちの良さで、現在ではそのほとんどがシングルパックになって流通している事から外国産原料の商品も今後はシングルパックにして流通させる必要性が高いと考えます。
弊社の今後の方針
 弊社では平成１４年９月より個包装パック切餅の生産を、栃木県足利市の新工場の稼動により、現在のバラ包装切餅に平行し製造、販売を行っております。
弊社足利工場では完全なクリーンルーム（クラス1,000、一部クラス１00以下）で製造を行う事で個包装パック切餅の生産を可能に致しました。
又、個包装パックにする事で、外袋と餅の間にクッションが出来、ピンホールが空きづらくなり、開封前の弊社個包装パックの切餅で、カビのクレームを頂く事がなくなりました。

弊社使用原料の特徴
 もち米粉には、ドライ粉とウエット粉の2種類があり、主に弊社はドライ粉を使用しています。もち米自体のねばり・こし・風味が有り、お雑煮等煮てもおいしく食べられます。大手国産もち米使用のメーカー様の商品と同様のお取り扱いで煮崩れしません。切りもちにした時、多少黄色っぽくなります。ウエット粉は、もち米を水で冷却しながら粉にし、乾燥させる為、ねばり・風味等が水と供に流れ出てしまいます。もち米粉を原料に使う切りもちメーカーの多くは、価格が安く、おもちの色の白いウエット粉を使用しています。

純生切餅1ｋｇ	シングルパック純生切餅1ｋｇ	シングルパック朝のおもち400ｇ	かき餅　400ｇ
規格： 1ｋｇ JANコード： 49 76638 333376 ITFコード： 010 4976638 333375	規格： 1ｋｇ JANコード： 49 76638 333369 ITFコード： 010 4976638 333368	規格： 400ｇ JANコード： 49 76638 333390 ITFコード： 010 4976638 333399	規格： 1ｋｇ JANコード： 49 76638 333321